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  • キャンパー井上

沢蟹とタイヤと棟梁。


最近は天気に勝利続きだ。

本日もお日柄もよく。

そう言いたかった。

当日の天気は良かったが、前日の雨で岩のコンディションは良くなかった。

そんな中向かったのは宮川。

いつ以来かわからない。

それぐらい久しぶりだった。

たいちゃんとともみちゃん。

ともみちゃんの撃ち込んでいる『アメゴ』初段。

その応援がメイン。

道の感じからも湿っているとの判断で、行ったことのない清流エリアで降りた。

トポも持っていなかったので『清流』一級初段を触ることにした。

グレード的にも登れるだろうという感じで取り付いた。

しかしこれがかなりのメンタルの一手があり、結果から言うと敗退。

たいちゃんがこのグレードに結構撃っていたのもめずらしい。

マット下にいた沢蟹と戯れながら撃った。

あわよくばたいちゃんより先に登れるかもと言う謎の期待はあっさり叶わなかった。

ともみちゃんと撃っている時に、たいちゃんが二つほど登れそうな岩があると。

少年のような目で報告しにきた。

チコフさんのつぶらな瞳に匹敵するほどキラキラした目だった。

すぐ近くにその岩はあった。

岩の右側に顕著なホールドがあった。

たいちゃんの見立ては三級。

早速取り付くが全く出来ない。

なるいスローパーからのアンダー取りが想定。

三ターンぐらい工夫をした。

結局できずアンダーからスタート。

絶望的に思われたが、たいちゃんがあっさり落とした。

同じ人間のはずだ。

自分にも出来るはず。

信じて離陸したらなんとか初手が取れてそのまま登れた。

第二かな。

もう登られてそうだが。

お次はその左端のライン。

これがまた凶悪だった。

結果からかくとたいちゃんはバリエーションも含め二ライン登った。

帰ってから確認するとしばもとさんが初登の『茶』一級と言うラインだった。

たいちゃんの方が一手下からやっていたが。

結局僕は登れず敗退。

最後にもう一つの岩へ。

低めで下地を工事しないと取り付けない感じだった。

なおさら誰もやっていない感じだった。

面白いかも不明だったがなんとなく取り付いてみると、結構しっかりムーヴがあった。

これもたいちゃんだけ登った。

時間をかければ登れそうだったが、ビデオの電池も切れていたのでこれは誰かに紹介しながらやることした。

明らかに初登そうだったので名前をつけた。

『タイヤ』初段。

なぜなら下の方にタイヤが挟まっていたから。

安直なネーミング。

そこに、先ほど出会った沢蟹にしたらとともみちゃんが言った。

『沢蟹とタイヤ』初段。

そう聞いた時、金子みすゞさんの【私と小鳥と鈴と】と言う詩を思い出した。

それを告げるとたいちゃんが井上さんの髪型って何に似てるんでしたっけと言った。

年始は棟梁みたいな髪型だったよと言い放った。

『沢蟹とタイヤと棟梁』初段となった。

登っていないのに課題名に絡むこととなった。

移動してアメゴへ。

ともみちゃんがハマりそうなら再登出来るか試そうと思った。

久々のカレーメシを食べる準備をした。

ここで事件が発生。

お茶しかなかった。

過去にカレー飯をお茶で作った男がいただろうか。

きになる味は普通に遜色ない美味さだった。

そしてともみちゃんはあっさり落としてきた。

繋げ二便目だった。

あまりの瞬殺劇に本当に何日も苦労したのか疑った。

しかし彼女の登った後の広瀬すずのような笑顔に心底ナイスと口に出していた。

その後は久しぶりすぎるわだんぬさんとシュウさんと喋ったり、たいちゃんの『アームストロング』四段を観戦した。

ステーキの様な岩の横で。

一人で『ミナモ』二段をはたき続けたのもきっと次回につながるはず。


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