忘れられない形状。

初めてのエリア。

四国最高の二段があるというエリア。

とーまさん企画で奥物部へ。

急いでトポを注文して読み散らかした。

とーまさんに加え、久々のちささんとりょうくん。

今回は朝5：30集合で出発。

三回ほど休憩を取って11：00頃岩の前にいた。

じわじわ岩が見えてくるのと違い、急に眼前に出てくる迫力にテンションは抑えられない。

りょうくんも弾丸で岩にとりつくタイプ。

二人揃って『宴の支度』四級を触った。

これでグレード感を図るつもりが普通に悪く先が思いやられる。

悪さより遠さが目立った課題だったが程よく体は温まった。

そしてお隣の『仏の顔もit's all right』初段。

遠い初手からなるいスローパーを繋いでいく課題。

と思ったがりょうくんからガバカチがあるとの情報を聞けたので、ほぼムーヴコピーでゲット。

マントルの足を信じる事が核心。

遅れてとーまさんが支度を整えたので仏に。

ちささんは支度を撃つ。

どちらも遠さが核心の手があるので、リーチにあまり苦労しない人向けかもしれない。

りょうくんはこの後も『新かかと野郎』二段と『塗仏』二段を激撃ち。

かかとは無事回収。

塗仏もみるみるバラバラにしていくスピード感に流石に圧倒的若さを感じた。

僕の方はかかとの飛距離がうまく出せず、塗仏もほぼ触らずフィニッシュ。

ちささんは本当に最後数センチ届かず無念の敗退。

とーまさんはここで蝶使いとしての才能が目覚める。

りょう君の目新しいカメラで遊んだり、今はやりのアプリで遊んでのんびりした。

そこからエリアを移動。

渦巻エリアに移動した。

ここでとーまさんがトポを川に献上する事件が発生。

干しながら今回の目的の一つ『ボルテックス』初段。

衝撃的なルックスの岩。

一度見たら忘れられない形状。

見た目ガバが続いていそうだったが、核心は下部であることに気づく。

まず全く離陸ができない。

スタンスがない。

ここで忠犬りょうが動く。

ここ掘れワンワン。

素手で掘り進め、スタンスを掘り起こしてトライ。

それでもかなり離陸に苦労し、みんな隣の『凄まじい逆層』五級で遊ぶ。

僕だけボルテックスが登りたくて堪らなく固執していると、キョンで浮くことが分かった。

みんなには先に次の岩へ行ってもらい、居残りで押し切りゲット。

浮いてから中間部のムーヴを安定させるのが結果的に核心だった。

追いかけるとりょうくんが初段を落とした所だったので最後の課題『グリム』初段へ。

これが本当にオンサイトができる課題だった。

核心はワントライ目で越えたが、リップのガバがどこかわからず落ちた。

低くランディングも良し。

取りつきやすい課題だった。

本日はこれまで。

だがここからの時間も最高だった。

本日の宿は【ライダーズイン奥物部】

教えてくないほどいい所だった。

共有スペースに囲炉裏があり、食材さえもちこめばBBQができる。

炊事場もごみ箱も近距離にあるし、最高の居心地だった。

部屋は何もないシンプルな作りで、寝袋とベッドはレンタル。

酒を飲みながらBBQの楽しいこと。

いつかこの巨大な囲炉裏を全員クライマーで覆いつくしたい。

次の日が奇跡的に晴れることを願って眠りについた。

というか眠りに落ちた。