- キャンパー井上
地獄のアプローチ。
今日の方が実は楽しみにしていた。
4:00に起きてみおさんと少し話をしながらまたゆっくりと布団に戻った。
6:30に目覚めた。
9時間以上寝ると、疲れは十分に取れていた。
筋肉痛は残るが、しんどさは全くない。

高知のニュースをテレビで見ながら朝飯を腹に入れた。
いざ向かう東洋町の事を考えると胸が躍る。
だがどうしても行った岩の事が忘れられない。
少し寄っていきません。
気付いたら言葉に出していた。

安田海岸の『ハーフムーン・カンテ』三級。
触りたくて仕方なかった。
僕の駄々で寄って行った。

触ってみると一撃。
岩の形も面白いし、ムーヴもみおさんとは違った。
三人とも一撃。
呑兵衛三姉妹にやってほしい課題。
また連れてきたい。
ちなみに『ムーン・スプラッシュ』初段は全く出来ず。

その後、上部の鳥のフンをよけなくては行けず、高難易度の『すべすべ三号』三級を三人で落とした。
心おきなく東洋町に向かった。
特に情報はなかったが、まさきさんに干潮でも行けるアプローチを聞いていた。
少しマシだと聞いていたが、入り口からかなり不安を煽ってくる。
かなり大ぶりな岩がゴロゴロとある。
とてもいいとは言えないアプローチ。
しかもかなり長い。
これほどしんどいアプローチは久々だった。
初めてかもしれない。
初めに見えてきたのは『ドクロ町ツイスト』。
やりたいと思っていた課題。
がランディングを見た瞬間血の気が引いた。
どれだけ悪くても、トポにはランディングが悪いという言葉はない。
そのトポに、唯一責任を持てないランディングと書いてある。
凄まじい高度に、まだ死にたくないとチャレンジはやめた。
そのすぐ向こう側に『ゴールデンボンバー』初段を発見。
こちらもランディングが悪いが、ドクロよりはまし。
みおさんとーまさんは戦線離脱。
少し撃ってみますと一人でチャレンジ。
触ってみたが、ホールドは悪くない。
上部だけスポットにはいってもらい確認。
行けると判断し、撮影してゲット。

思った以上に瞬殺でいい調子。
ただムーヴ見てなかったらかなりかかったという印象。
お次は近くの『ジェームス・ブラウン』初段。

こちらも見た感じ下部が核心で、あとは明らかにガバばかり。
ランディングもいいので、三人でセッション。
そして気付いたが昨日より明らかに波が高い。
さざ波の音がとても大きい。

さざ波の音がトライ中何度もビビらせて来る。
早く帰れといわれているようだった。
すべてのホールドが取れそうだし砂まみれだったが、スタンスは申し分なくあった。
そこをうまくこなして、決めますといったトライで完登。
いつもない決定力が出た。
実は近くに課題がいっぱいあったのだが、この時は帰りのアプローチが心配で引き上げることにした。
『広大なスラブ』は次のお預け。
その後は淀ヶ﨑のかっこよすぎる五級を見に行った。
ロケーションが最高だった。
級しかないので、グレードクライマーはこないだろう。

この見渡す限り遠くまで綺麗に広がる砂浜に、ポツンとどでかい岩があること自体に言葉を失う。
是非一度来てほしい。
最後に『リーゼントオーバーハング』一級を偵察。

エントリーはトポより良いところがあった。
色々なグレードがあったので大勢で来てワイワイできそう。
アプローチも最高に良かった。

ハングの迫力もすごかった。

だから高知はやめられない。
帰りのらーめん【りょう花】は一度行ってほしい。

旨過ぎてもだえることだろう。