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  • キャンパー井上

イエローサブリナ。


もう出発時刻です。

起きると同時に、昨日の記憶がない。

ごめん、すぐ用意するわ。

そういったが、なぜかダウンももう着ている。

なぜかコンタクトももう入っている。

昨日何もせずに寝たようだ。

起きてからホテルを出るまでで一分もかからなかったのは初めてだった。

まずは、昨日の女子二人の宿題を回収しに行った。

『サブマリーン』一級。

女子二人は昨日から課題名を間違え続けていた。

課題名なんだっけ。

サブリナ??

家入レオである。

イエローサブマリン??

それはビートルズである。

そんな失礼な二人のマリーン合戦。

先手はともみちゃん。

足さばきに定評がある彼女は、かなり早めに勝負を決めてきた。

無論アンディーアンディームーヴは使わず、誰も使わないマイクロカチを使用して落とした。

こちらは逆にかよちゃんがハマる。

得意不得意が対局のようだ。

一人で激撃ちしたが、最後は押し切り完登。

体力無限説。

ほっこりした所でぱらつく雨。

振ったりやんだりを繰り返し、触りたいという『ファナティシズム』初段の岩へ行った。

しかし粒が大きく本降りになったので、ほぼ課題を触ることなく大山岬へ移動した。

雨の時に触れる課題『ルート88』初段をすることにした。

大山岬には相変わらず元気な猫がいた。

全員に振りまいているであろう愛嬌とわかっていても可愛い。

散々猫と戯れながらみんなの応援。

雨がだんだんひどくなる中、軍曹が独自のムーヴで完登。

一休みにシラス丼の店に再訪。

安定の生シラス、釜揚げシラスのハーフ&ハーフ。

どうやっても隠してもらえない顔。

シラスソフトと、何がそんなに面白かったのか思いだせない実のない話。

これも旅行の醍醐味。

岬に戻り、女子たちは第二回戦。

僕と軍曹は『燦々』一級。

一人では壊滅的だったが、セッションで不可能課題というレッテルは剥がされてゆく。

しかし結局リップ手前が解決できず宿題に。

それと同時に珍客がきた。

フランスからわざわざ高知を独特なチャリで一周しているという夫婦。

大昔に受験勉強で覚えたリスニングを全力で駆使しようという意気込み。

とは裏腹にほぼボディランゲージでなんとかなった。

フランス人の二人に、なぜか日本の紅茶を御馳走になりながらたくさん会話した。

海外の方のあのバイタリティーはどこから来るのだろう。

やたらと吹くのが難しい謎の笛を貰い、一人がサボっていても前に進む謎のチャリにも乗せてもらった。

締めはつけめん。

今日のお話はそんな所。

温泉に入って悲鳴を上げる二日目の夜。

いつまでの衣装は着られるのだろう。


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