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  • キャンパー井上

108個の流れ星と498円の靴。


6:00起床予定。

眠りに入れたのは12:30頃。

そこから三度、一時間おきに目覚め、全く寝られなかった。

体は疲れているが、明日の岩が楽しみ過ぎて、興奮が抑えられなかった。

寝付くまで、石田君と岩の話でラインをし続けたせいもあるかもしれない。

ホテルを出て、車を走らせる。

雲一つない空に、キリキリとした寒さが心地良い。

走っていると程なく見つかった。

堤防沿いに立派な松の木が見えた。

こんなに、岩を見つけてテンションが上がる事は久しくなかった。

『松風』一級。

はかって作られたかのような美しい岩。

松の角度も大きさも、後ろの絶景の海も、文句のつけようがないロケーション。

朝一にも関わらず、先客はいた。

シエスタ高井田で会ったお姉さんがいた。

おそらく吉田店一派だと思われる。

四人で来られていたが、二人は回収済。

お姉さんと山田孝之似のお兄さんでセッションしていた。

僕達三人もそこに混ぜてもらう。

ワイワイしゃべりながら取りつく。

悪い。

かなり覚悟していたがカチ取りが遠い。

ランジ取りは馴染むと止まりそうだが、止まらない時の指皮の消費量が激しい。

シエスタ組は最近流行りの特殊系ムーヴで完。

やはり強い。

写輪眼を使って、オーガさんがあっさり模写して一抜け。

いい流れに乗っかり、軍曹もゲット。

一人取り残された僕は、ランジを諦め、そのムーヴに変更。

カメラを回したトライで綺麗に決められた。

最高のスタート。

今回の目標の半分が回収できた。

そしてどうしても撃ちたかった課題『百と八つの流れ星』へ。

石田君に場所を聞き、見つけた。

こちらも海岸沿いで、絶対的な存在感を出していた。

格好良すぎる。

マットをガードレール越しにブン投げて、アプローチへ。

ここで出し切っても構わない。

モンスターエナジーでもって、全快で挑んだ。

少し左腕に昨日の疲れが出ていた。

『ルート88』初段の最後の寄せに違いない。

この岩を三人で独占できる幸せを噛みしめてトライ。

ありったけ撃った。

そして無事完登。

これ以上格好いい岩が、日本にあるのだろうか。

きっと頂上から見た海は忘れない。

その後は二人の応援。

オーガさんは指が裂け、ラスト二トライぐらいかなと呟いたトライで完登。

見事なトライだった。

最後に軍曹のトライ。

苦労していた両手カチも最後には安定したが、核心取りをかなり模索。

痛めている腰からの落下を何度も繰り返した。

立川で裂けた指も再度開いた。

限りなく惜しいトライを挟み、軍曹は流れ星になった。

腰を完治させてまた来ましょう。

そこから向かったのは、シラス丼のお店。

生シラスとゆでシラスのハーフアンドハーフ。

三時のおやつに、シラスソフト。

僕的にはあり。

そこから洞窟に戻り、ルート88に。

自分でスタンスを破壊したオーガさんは、軍曹のアドバイスでスタンスを変更しゲット。

空気が変わる程の集中力だった。

ヨレヨレで迎えたデザートは『縁』初段。

サンセット縁を完成させたかったが、繋げられず敗退フィニッシュ。

ヨレすぎて、サンダルを車に積むのを忘れてしまい、コーナンの498円に新調した。

フラフラになるほど二日間撃った。

それでもお釣りがくるほど幸せな時間だった。

室戸岬近くの海鮮屋。

着物姿の店員さんに癒され、最高の海鮮丼で締めた。

こんな幸せの後に、日常に戻れるのだろうか。

心底思う。

働きたくない(笑)


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