- キャンパー井上
親の仇。
いつも人気で、とてもじゃないが触れない岩。
遂にチャンドラを始めた。
有給を急遽もらい、ソロで宮川へ。
平日は混んでいないだろうと、出発は8:30。
三時間ちょうどで、現地に着。
現地には、かわいさんとのりさんがいた。

今日チャンドラと最後まで向き合えたのは、この二人がいたおかげだった。
一人で一日撃てば、バラしぐらいは流石にできるだろうという見積もりは甘すぎた。
初めて触った印象は圧倒的な絶望感。
しかしどこか懐かしい。
隣の『アメゴ』初段で感じた感覚だった。
ムーヴうんぬんではなく、お前には百年早いと岩に突き放される感覚。
うん。
快感だ。
初めの印象から、心を立て直せるかも一つの核心だ。
僕一人では、きっと二トライ程でこの岩を後にしただろう。

あまりのできなさ具合に、二人と談笑しつつ、アドバイスをもらう。
かわいさんのアドバイス通りにすべてのムーヴを試した。
しかしどのムーヴもしっくりこないし、強度が高い。
すべての手を封じられた僕は、クロスのピンチを親の仇が如く保持る事にした。
すると止まった。

スタティックに次の手が出せた。
そこからランジまではアウトサイドを駆使して左手を送る。
もしくは、ガバをマッチして送る。
前者の方が強度は高いが、手数は少ない。
ヨレていなければ前者一択だ。
今回はただの備忘録。
次回は終わらせる。