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  • キャンパー井上

気象予報士。


一週間、神越の事で仕事に手が付なかった

メンバーは、軍曹、やんやんさん、オーガさん。

大分前から予定を立てていた。

積もる思いもある。

オーガさんやんやんさんコンビとの岩も久しぶり。

本当に楽しみにしていた。

しかし前日に不穏なお告げがあった。

岩狂の石田君から、豊田は嫌な予感がするからやめると。

一週間高めた神越への気持ちは、もはや抑えられない。

僕たちは、躊躇なく大阪をたった。

少し風はあるが、天気は快晴。

あっという間に『きりきり舞い』二段ら辺まで着いた。

雪は全くない。

石田君の杞憂に終わったようだ。

石田君ざまぁと思いながら、神越へ走らせる。

道の左右に白みがかかってきた。

目を背けた。

嘘だ。

そんなはずはない。

雪のはずがない。

きっとコカインか何か白いものが落ちていただけだ。

駐車場には車がない。

僕たちだけで集中できる。

本来は喜ぶべき光景。

だけど、気持ちは晴れてこない。

答えはわかっていた。

うん。

リップに雪がしっかりつもり、雪解け水で濡れていない岩はなかった。

石田君は気象予報士になるべきだ。

しかしここまで濡れていれば、逆に諦めもつく。

気持ちの切り替えは早く、大田エリアに向かった。

まず触ったのは『ちびまる子下』初段。

しけしけだが、みんなで拭きながら触る。

僕が速攻取りついた。

バラシもさくっと出来たが、聞いていた通りヨレが核心。

みんなで効率化をしていったが、結局誰も落とせず。

とんだまる子や。

次やる時は、フリクション一番でトライしよう。

次に触ったのは『子鯨』初段。

軍曹が二撃だと聞いて、流石にこれは持って帰られるだろう。

取りつくが、意外と悪い。

というかスタンスもかなり悪い。

やんやんさんは、まさかの二撃。

オーガさんは早めに切り上げ、僕一人で鯨とタイマンに。

僕が余りにハマったので、軍曹とオーガさんは『コンドルは飛んでいく』二段。

気分転換に撃たせてもらったが、全く歯が立たず。

というより子鯨が落とせないことが尾を引いていて、とても気分転換にもならなかった。

少し横になってお風呂マットでトライしなおしてみた。

その休憩後のトライでゲット。

右のカチを全力の出力で出し、右足をあげ、得意のマントルに持ち込むムーヴになった。

後で見返したが、誰も繰り出していないムーヴだった。

この時点で指がえげつないえぐれ方をした。

軍曹とオーガさんのコンドルは、上部まで解決しつつあったが、面が変わる所がどうもかなりの強度の様子。

子鯨に手こずり過ぎて、参戦できなかった。

その後は『古竹の戦ぎ』初段へ移動。

竹が余すところなく生えているエリアなんて初めてだ。

なんて風情だ。

ただ、風でなびいたとき、あらゆる方角から竹のぶつかる音が聞こえ、慣れるまで怖かった。

古竹は、パッと見『ジャミジャミ』初段の逆バージョンのようだ。

ヒールも使うし、カチがないし、えぐれた指でも戦えそう。

しかし結局僕はみんな程の高度が、全く出せずに敗退。

丈感とかの絶望さはなく、単純にもう撃ち過ぎて、スタミナが尽きていただけの印象だった。

やんやんさんの、核心を超えた後の二手でリップまで行ったトライには、みんなで喝を飛ばした(笑)

軍曹も上裸の気合のトライ。

オーガさんも持ち前のトレース力全開で撃っていた。

三人は面が変わる所まで行っていたが、完登にまで至らず。

その後お茶に濁しに触った『馬手』初段。

スタートから一手目が取れたら終わる課題。

しかしスタート右手が激痛カチ

僕の人差し指は屍になっていたので、観戦を決め込む。

のつもりだった。

なぜかやんやんさんのトライを見た後に、おのずと靴を取りに帰っていた。

右手はセットするだけで激しい痛みが走る。

もう痛覚を遮断するしかない。

仏の表情でトライを開始。

するとなんと一撃。

どうやって登ったのか、その時の記憶がない。

痛覚を忘れるためには記憶もなくす必要があったようだ。

その証拠に、動画のために再登しようとするもできず。

予期せぬところで、フラッシュグレードを初段に更新。

ここで本日はフィニッシュ。

御在所SAで締めて、大阪に帰った。

セッションと、撃つ時の様子見の駆け引きが楽しいメンバーだった(笑)

次こそは神越。


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