今日は、岩を楽しみに行ったのではない。岩に行くメンバーで、ドライブに行ったのだ。
メンバーは、とーまさん、軍曹、ダーマさん、ゆいちゃんの五人。
滋賀のハイグレードエリアの下地が、かなり上がっているとの情報があった。
『ギロン』初段を刈るチャンスだ。
7:00難波で、ダーマさんを拾って出発。
軍曹車は、別便で滋賀へ向かった。
八日市まで快走し、現地へ向かった。
向かうにつれて、雲行きが怪しくなってきた。
正確に言うと、雲行きではない。
地面行きだ。
いや。
地面雪だ。
ダム辺りから、かなりの雪景色に変わってきた。
ヤバイヤバイ。
これはヤバイ。
ヤバイヤバイヤバイ。
ほんまヤバイ。
ダーマさんとの車内での会話も、女子高生同士の会話のように変わる。
着いた。
案の定、一面の雪景色。
アプローチも、遠くに見えるギロンの岩も雪まみれ。
前回の瓢よりアプローチはひどい。
僕は安定の裸足に、クロックスのバッタもの。
行けるはずもなく、アプローチ敗退。
少しコンビニで議論をし、笠置に行くことに変わった。
笠置についたのは11:30。
五時間弱かけて笠置へ。
もう気持ちも切れてしまった。
軍曹も、心はハイグレードエリアに置いて来てしまったように抜け殻だ。
とーまさん、ダーマさん、ゆいちゃんはチャリオッツ岩をご所望。
しかし先客がいたのでまずは『鮎』初段。
の前で昼ごはん。
バナナを食べ、鮎大戦。
結局落とせなかったが、今回の笠置で一番撃ちこんで落としたい課題ができた。
鮎の一手目をとめる為に、やることは五つある。
・左手は持った上で更に持つ。(めっちゃ持つ)
・右足は足首を立てる。
・狙う先を見つめる。
・親指は開かない。
・四本の指は山なりの形にする。
このどれかができないと保持できない。
ダイナミックなムーヴに隠れて繊細過ぎる課題。
次は頑張ろう。
同刻、ゆいちゃんは『赤いきつね』一級。
安定して二手目までは保持していた。
同時に『トンネルホール』一級も触ってみた。
とーまさんとあれやこれや言いながら触る。
これは面白い。
昔触って全くできずに面白くなかったが、戦えるようになっている。
初めて浅草を履いてる方にも会えた。
その後、ゆいとーま連合は『はみ金サーブ』一級。
僕はこのタイミングで『のっぺりカンテ』の奥だなありの五級を初めてゲット。
やっと三級に挑戦できる。
軍曹こだま連合は『うなぎ』初段へ。
二人は、あっさり離陸。
僕は二人のアドバイス通りやってみるが、全く浮かない。
一生出来る気がしない。
ここでは去年年末を共にしたやぶりんとも遭遇。
『すぐる君』三段を観戦させてもらった。
その後チャリオッツの先客が移動したので、二人を呼びに帰った。
その洞穴内でティータイム。
とーまさんの辻利さくら抹茶が絶品。
洞穴で飲んだ上品な味は、忘れない一年の締めになった。
ダーマさんは、先週に引き続き『チャリオッツ』二段を落とし、無事昇段。
軍曹は、もうレストモード。
心はまだ滋賀をうろうろしている模様。
僕は一人で戻って、トンネルホールをゲットした。
温泉に入ると、指に段々畑が生まれる。
気持ち切れたわりに、しっかり撃った。
ダーマさんの昇段祝い宮ステーキで、乾杯し締め。
二回だけ鮎が止まったことが、僕の今年最後の成果。
実は前日に、親が気まぐれで買ってきた鰻丼を食べた。
そのラスト一口で小骨がサイドに刺さった。
実はずっと痛かったのだ。
そんな状態でうなぎを落とせるわけがない。
うん。
年末にこのタイミングで分かったこと。
僕は、うなぎより鮎のほうが好き。