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  • キャンパー井上

指導者。


前回の北山公園を、クライミングではなく、遭難とカウントすることにする。

さて。

二カ月以上ぶりの岩場だ(笑)

しかも舞台は、瓢。

行ったのは、二年も前の事だ。

メンバーは、とーまさん、づめ太郎さん、あつし軍曹、チコフさん、たけちゃんの六人。

楽しいことは決定済みのロックトリップだ。

前日はわくわくして眠れず、5:45に難波集合で出発。

休憩も挟みつつ、9:30頃に到着。

今回は二日とも新下流エリアを攻めた。

前回の記憶をたどり、と言いたかったが、ほとんど道は覚えていなかった。

石田君に聞きつつ、目印の看板前からエントリーした。

このエリアは初めての人が多く、皆なんでもいいよ状態だった。

まずはとーまさんの希望の瞑想岩へ。

ほぼ一番奥の岩だったので、奥から手前に戻ってくる作戦にした。

づめさんがのんびり準備し始める中、僕とあつし軍曹が速効取り付く。

いつもしっかりアップして、徐々に体を温めて行くのがいいとは分かっている。

だが岩を目の前にすると我慢できなくなる。

しかも触ったことのない岩。

みんなで協力してムーヴ解析した方がいいことは、火を見るよりも明らかだ。

だがめずらしい形状の超かっこいい岩が目の前にある。

目の前にモロ好みの女性が、裸で立っていたらどうするだろう。

そういうことだ。

辛抱たまらず飛びつく。

色々と我慢していたことが弾けた瞬間だった。

まず『城塞カンテ』五級、『城塞スラブ』六級。

みんなカンテもスラブもアップでゲット。

スラブに関しては、余裕で一撃を逃した(笑)

『城塞ランジ』三級は、カメラを回すと全くランジが止まらなくなる謎の時間があったが回収。

みんなでわいわいスタンスを見つける楽しさがあった。

各々アップも終わり、メインの『瞑想』初段にうつった。

使えそうだが、使うのか分からないホールドが山ほどある課題だ。

六人で色々ムーヴを試す。

面が上にもあるので、手の繰り出し方は無限だ。

その中で軍曹がいち早く手を進めた。

真似してみるが、一向にできない。

ムーヴ的な感じではなく、単に実力的に繰り出せる強度ではない印象。

課題の特性上、ムーヴは無限にありそうだったので、各々オリジナルを探した。

とーまさんは出せ、僕とチコフさんは出せない動きがあったり、その逆もしかり。

これだからクライミングは面白い。

色々試した。

しかし結果進むのは軍曹の為、軍曹ムーヴにたどり着くが、やはり強度が出せない。

このままフィジカル詐欺指導者について行くと、隊全滅の可能性がある。

他の課題も触りたい。

助けて。

YouTube先生。

驚くほど、違うムーヴだった(笑)

結局あつし軍曹のみゲット。

たけちゃんがラスト一手のみ止まらず敗退。

最近もっぱら強いという評判は、嘘じゃなさそうだ。

次回いけるやつ。

僕は既に右手が嫌がり始めていて、づめさんを誘って、後ろの猫課題に逃げた。

しかし『山猫』五級に激ハマりし、隣の四級には敗退した。

まだまだリハビリの期間は延長しそうだ。

残りは、クールダウンにと、幅広く六級から一級まである岩へ移動した。

口火を切ったのは、づめさんの六級。

づめさんのトライを見てから、マントル得意の僕は油断したのか、膝を強打。

本当に痛い時は声にならない。

岩場が辛いのか、どこか欠けたのか全てグレード以上に感じた。

特に『クロスパンチ』五級。

初登者は巨人か(笑)

おすすめは『目からウロコ』三級。

チコフさんがナイストライでねじ込んできた。

いい流れをそのままもらって、続いてゲット。

日が暮れるのがとてもはやく、その後はナイトクライミングチックに楽しんだ。

軍曹がラストトライで『キーポイント』一級を沈め、切良く撤収。

下部をガシガシ進んでいく気持ちのいい課題だった。

早めの撤収からのマーゴの湯。

ここが綺麗だし、湯のバリエーションもあるし最高だった。

泊まりは、帰りの運転で眠くなりこともないので安心だ。

そして全員一致で焼き肉屋で明日の英気を養う。

ピーマン一人前が半個という驚きの少なさだったが、それ以外は絶品だった。

キムチが絶品。

あることでブラックリストに載ったかもしれないが、ぜひまた来たい。

宿は【みの観光ホテル】

5500円で風情のある子庭付きの部屋。

づめさんのテンションが今日一番に上がる。

今日登った岩のムーヴ、ホールドを回想しながら、共有しながら酒を飲む。

今日の思い出が何よりの酒のあてだ。

この瞬間の為にロックトリップはあると思う。


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