- キャンパー井上
大峰ブルー。
7:00起床
9:00洞川発
10:00神童子谷駐車場
10:17入渓
10:51赤鍋滝
11:39釡滝
13:37入渓口
朝7:00。
おい。
返せよ。
それ俺のだよ。
返せよ。
お母さん。
よーへいが返してくれない。
わっぱどもの声で起きた。
むむ。
ここはどこだ。
テントの中にいた。
飲み会の途中だったはず。
どうやら記憶を無くしたらしい。
ワインと白ワイン仕込みのアクアパッツァにやられたようだ。
運よく二日酔いはしていなかった。
やすまはすぐに起き、そそくさと外で昨夜撮った写真をインスタ用に加工していた。
おーちゃんと一緒に、のんびり起きて朝食に取り掛かった。
取りあえずスキレットでソーセージと昨日のキノコ、なすを塩コショウで焼いて食べた。
二発目は、なすキノコに残りの赤ワインをぶち込んで煮てみた。
赤ワイン煮込みと聞けばよく聞こえる。

しかし色的に、どうみても暗黒界にある食材の姿になってしまった為、レタスとチーズで多い被せてごまかして完食した。

ささっと片付け出発。
段取りの速さ。
元探検部の結束力は伊達じゃない。
そして神童子谷へ。
現場は沢登りの人と釣り師で大渋滞。
いつからこんなに人気のアクティビティになったんだろう。

奥の駐車場は満車だったので、小さな祠前のスペースに停めた。

奥に行くと通行止めの看板があり、そこからエントリーする。

少し行くと、ピンクのテープのある木があり、そこが入渓ポイントだ。
途中にチラ見えする大峰ブルー。

前鬼に匹敵する蒼さだ。
おら、ワクワクすっぞ状態。

スタート地点には7人チームの方々、軽く挨拶してスタート。
水温は17度ぐらい。

染みる冷たさだが、刺さるほどの冷たさはない。
サクサク歩きやすい道が続く。

浮石も特になく、難所もない。
すると左右に岸壁が現れた。
インスタ映えする岩だ(笑)

へっついさんというらしい。
ほどなく赤鍋滝が見えてきた。

連続する滝だ。
こちらもなかなかの見ごたえ、滝つぼのブルーがとても綺麗だ。
左岸側のスラブを登る。

10級ぐらいかな(笑)
帰りどうせ通ることも忘れ、やすまと飛び込む。
滝の右岸よりに滑るとバウンドせずに楽しめる。

おーちゃんはゆっくりだが確実に進んだ。

結構序盤にがっつり濡れるところもあり、僕らはクライミングの粋を集め、岸壁トラバースで遊んだ。

巨木があったり、蛙、おたまじゃくしを捕まえたりして進む。
だが、ここの道がなかなかダラダラと難所もなく長いので、逆につらかった。

そして今日の目標である釡滝に到着。
なるほど納得。
二つの支流が流れ込む合流地点で、二本の滝があった。

その右側は釡のようにぽっかりとホールになっている。

ここでしばし休憩。

コーヒーとやすま家でもらった瀬戸内レモンで一服。
おーちゃんも体力的に厳しそうだったので、今日はここで引き返しに決めた。
この滝は左側を大きく巻いて進むのは見るからに分かったが、僕らはクライマー。
直登してみたいと挑むことにした。

ホールの下部までトラバースし、ワントライ目。
三手ほど進んだが上部が悪く、何よりスタンスぬるぬるで落下。
でもそのディープウォーターっぽさも楽しい。
二トライ目はしっかり完登。
その後滑って入水。

帰りは、修行ごっこや飛び込みをして、存分に清涼感を感じて入渓ポイントまでサクッと戻った。
釣り師、沢登りの人で20人以上いたかな。
流石人気のエリア。

次はジョレンの滝目指して行こう。

帰りは温泉行って、良い肉屋で食いすぎて終了。
毎年行ったことない沢にいく。

秘境。
この言葉だけで。
ヨダレ出るわ(笑)